うんざりする程うっとしい配偶者と仲良く暮らす方法

実はあなたにも問題が潜んでいます

ストレスを配偶者に好き放題発散する人は、自分に自信がなく、誰かを攻撃する事で自分が上に立ったような気分になり、それでやっと心のバランスが保てる歪んだ人です。でも、このような人はたくさんいるので心配しなくて大丈夫です。ただ、被害に合うあなたが心配です。毎日好き放題言われ、あなたはかなり傷ついているはずです。その習慣に慣れすぎて、傷つくという感情を一般的に”捨てている“かもしれません。

一般的にというのは、「そんな気持ち捨てました」という人は、本当は捨てていません。捨てられるはずがないのです。その気持ちをどこに持っていくかといえば、自分の無意識に押し込めるのです。長年の癖で自然にそれができている人が多いのですが、傷つけられる感情があまりにも多すぎると、その感情は無かった事にしようと意識の届かないところに押しやり重い蓋をするのです。

それがいわゆる無かったことにするという発言になります。でも実際は”ある“わけですから、思わぬところでその感情が出てくることになるのです…。しかし、実はこの関係、好き放題ガミガミ言う方だけに責任があるのではありません。このタイプの人は、相手次第でどんなふうにでも変わります。だって不安で仕方がないのですから、相手の出方を待っているといっても良いでしょう。

ですから、新婚の頃や付き合い始めたころ、従順な良い人を片方が演じていれば、もともと劣等感が低い人は、相手に攻撃的になっていきます。従順だからです。何か言ってることが変だぞ?と思うようなことも、訂正もされず、受け入れられ続けたら、人は「私の間違いを訂正もせず見守ってくれるいい人だったんだ」なんて改心をしたりしません。

「この程度か」「騙せるな」「何も言わないな」「ちょろいな」という感覚をまとめて、”この人は優しいから“という間違った判断を相手にもたらします。あなたが、自分の自己主張ができないばっかりに、相手を善から悪へ導くこともあるのです。究極的な表現をすれば、自分が可哀そうな存在になるために、相手を悪に仕立てていくということになります。

人の無意識とは自分を偽っている人にとっては、深くて怖いものです。しかし、素直に生きているか、それが理解できている人にとっては純粋でまっすぐな場所です。人の行動は全て無意識がつかさどっています。会話の中で思わぬ関係のない言葉がつい出てしまったという事ありませんか?それは、関係のない事を口走ったのではなく、あなたの無意識に入っていた言葉が出たのです。

偶然など決してありません。あなた自身も劣等感が強く、自信がなく、不安な人ではありませんか?被害者を演じることは、どちらかといえばいい人で可哀そうな人で、救ってあげなければならないと思われがちな方にいるため、楽ちんな場所なはずです。それこそ、おせっかいな人が出てきて、あなた!そんな場所にいてはだめよ!逃げだしなさい!と言ってくれるかもしれません。

でもあなたは、「いいのよ、私はこれで」と言います。そしてあなたはおせっかいな人の口を使って、辛い場所に我慢して居る、良い人となれるのですからね。あなた自身の問題はありませんか?それも自分で見つめてみることが大切です。本当の自由は、何をしていても心が満ち満ちています。たとえそれが介護であってもです。